恋口の切りかた

「こ、こりゃあ──本当におつるぎ様だ」

「ひ、ひええ……こいつはご無礼を」

「な……なんでまた今日はこんな格好をしてるんで?」


口々に言われて、私はうつむいた。

えっと……


「や、やっぱり、変……ですか?」


しょんぼりと肩を落とした私を見て、子分さんたちは一斉にぶんぶんと首を横に振った。


「いやいやいやいや! ようくお似合いでサ!」

「どこのお嬢さんかと思いましたゼ」


子分さんたちは慌てふためいた様子で言って、

「今日はおめかしして、誰かとお会いになるんで?」

と尋ねてきた。