恋口の切りかた

「あいたたたたた!」

男が悲鳴を上げて、

「このアマァ!」

「何しやがる!」

他の子分さんたちが声を荒げた。


えーっと……


お酒に酔ってるから、私のことがわからないのかな?


「あんまり飲み過ぎると、体に良くないですよ」


私はそう言って、ねじっていた男の腕を解放してあげて、


「……あれっ?」

解放された男が私の顔をしげしげと見て、凍りついた。


「お、おおおおおおつるぎ様!?」


男が目を見張って、

「えっ!?」と、残りの人たちも声を上げた。


「そ、そうですけど……」


おずおずと答えた私の顔を、酒臭い息を吐きながらずいっと男たちが覗き込んだ。