しばしの後、
とっさに身をかわし、地面にふせていた俺は体を起こして──
同様に身をふせていた与一や帯刀の無事な姿を認めてホッとした。
何だ、今の──!?
「『ぐれねえど』というのは、鉛玉の代わりに爆弾を撃ち出す異国の鉄砲だ」
地面に倒れていた鬼之介がよろよろと起き上がりながらそう言った。
甲冑のおかげで生きているようだが、あちこち焦げている。
爆弾みてえじゃなくて、まんま爆弾だったのかよ!
俺たちは無事だったが──
周囲には、直撃をよけきれなかった盗賊たちが無惨な姿で転がっていた。
俺は「飯綱のヤコ丸」と名乗ったガキをにらみ据える。
仲間まで平然と巻きぞえにするとは──
「くそガキがァ──」
あちこち焦げた鬼之介が、怒りのにじんだ声を漏らした。



