「ひょっとしてこいつって、メチャクチャ役に立つやつ?」
隼人が目を丸くした。
ううむ。
まさに歩く武器庫。
この多勢を相手にするには、戦力になる奴である。
なるほど、青文がかつてこの鉄砲と似たもので兄弟を怪死に見せかけて殺したという話も納得だった。
人間をこんな風に破壊できるということは、死体に細工をすれば正体不明の化け物に襲われたようにも見えるだろう。
「その槍は使わねーのかよ」
いまだ槍の先端の覆いすらとろうとしない鬼之介に、
盗賊と斬り結びながら俺はそうたずねて、
「こいつは──あの男用だ」
鬼之介はそんな答えを返してきた。
「青文のことか?」
「ああ。奴もここに来るんだろうな?」
「後から来るって言ってたから、じきに着くと思うが……」
俺は少し首をひねりながら、鬼之介の問いに答えて、
再び目の前の相手に集中する。
しかしこいつら──しょせんは盗賊か、
どいつも、振り回す刀は剣術と呼べるものからはほど遠い。
そう思いながら、
倒れふす仲間の背後から突きを放ってきた男の刃を体をひねってかわし──
その男は俺が突きをよけると見るなり、突き出した刀を横薙ぎの剣撃に転じてきた。
「────!?」
俺は小太刀でそれを弾き、相手の首筋に刀を押しつけて引く。
血しぶきを上げながら倒れる男の姿を視界のスミにとらえながら、
「気をつけろ!」
俺は次から次へと屋敷の中から躍り出てくる盗賊たちを見渡し、隼人たちにどなった。
連中の構えはてんでバラバラでデタラメだが──明らかに武芸の動きをする者が混じっていた。
「こいつら、中に何人か使える奴らがいるぞ!」
隼人が目を丸くした。
ううむ。
まさに歩く武器庫。
この多勢を相手にするには、戦力になる奴である。
なるほど、青文がかつてこの鉄砲と似たもので兄弟を怪死に見せかけて殺したという話も納得だった。
人間をこんな風に破壊できるということは、死体に細工をすれば正体不明の化け物に襲われたようにも見えるだろう。
「その槍は使わねーのかよ」
いまだ槍の先端の覆いすらとろうとしない鬼之介に、
盗賊と斬り結びながら俺はそうたずねて、
「こいつは──あの男用だ」
鬼之介はそんな答えを返してきた。
「青文のことか?」
「ああ。奴もここに来るんだろうな?」
「後から来るって言ってたから、じきに着くと思うが……」
俺は少し首をひねりながら、鬼之介の問いに答えて、
再び目の前の相手に集中する。
しかしこいつら──しょせんは盗賊か、
どいつも、振り回す刀は剣術と呼べるものからはほど遠い。
そう思いながら、
倒れふす仲間の背後から突きを放ってきた男の刃を体をひねってかわし──
その男は俺が突きをよけると見るなり、突き出した刀を横薙ぎの剣撃に転じてきた。
「────!?」
俺は小太刀でそれを弾き、相手の首筋に刀を押しつけて引く。
血しぶきを上げながら倒れる男の姿を視界のスミにとらえながら、
「気をつけろ!」
俺は次から次へと屋敷の中から躍り出てくる盗賊たちを見渡し、隼人たちにどなった。
連中の構えはてんでバラバラでデタラメだが──明らかに武芸の動きをする者が混じっていた。
「こいつら、中に何人か使える奴らがいるぞ!」



