恋口の切りかた




「鬼の漣太郎が負けた」


という噂はあっという間に子供の間に知れわたり、

もちろん噂を広めたあの二人は、

はやし立てた他のやつらと一緒にボコボコにしてやったが。


──が!



トウ丸。



あの後、木刀を振りかざして奴に勝負をいどむこと数日、

信じられないことに、俺はいまだに一勝もできずにいた。



これまで無敗。

連戦連勝だったこの俺、

結城漣太郎様が、だ。