恋口の切りかた

「てめえ、よくも──!」


俺は座ったままの清十郎の着物の襟を勢いよくつかんで、

力任せにその場に立たせて──



刹那、



「有り得ないもの」を見て、頭が真っ白になった。



え──?



どういうことだ……?

なんで、こんなモノが……



脳味噌が混乱して──