恋口の切りかた

実際、留玖は弱々しい抵抗しか示さなくて、

馬鹿な俺は、受け入れてくれたのだと思いこんで、舞い上がって──



脳味噌から親父殿や母上に言われたことがスッポリ抜け落ちていた俺は、

その翌日の夕方、とんでもない勘違いをしていたと気づかされた。