何より、彼が一度たりとも刃を合わせようとしないことに、私は驚愕を覚えた。
円士郎だって、虹庵だって──私の剣は受けたりさばいたりしている。
それを、見切ってただかわし続けるなんて──!
私にとっては、何一つ手応えの返ってこないこんなスカスカした斬り合いは初めての経験だった。
刀を合わせない利点は、相手の攻撃を避けるために己の武器が殺されない点だ。
何度目かの斬撃がかわされた瞬間、隼人が間合いを詰め、こちらの首元を狙ってきた。
間合いが近い!?
と思いながら、私は小太刀を刀で受け、いなす。
そうか、小太刀は長さが短いから──その分大きく懐に入り込まれる形になるのか。
そんなことを考えながら、刀を弾いて──
ぞくぞくした。
円士郎だって、虹庵だって──私の剣は受けたりさばいたりしている。
それを、見切ってただかわし続けるなんて──!
私にとっては、何一つ手応えの返ってこないこんなスカスカした斬り合いは初めての経験だった。
刀を合わせない利点は、相手の攻撃を避けるために己の武器が殺されない点だ。
何度目かの斬撃がかわされた瞬間、隼人が間合いを詰め、こちらの首元を狙ってきた。
間合いが近い!?
と思いながら、私は小太刀を刀で受け、いなす。
そうか、小太刀は長さが短いから──その分大きく懐に入り込まれる形になるのか。
そんなことを考えながら、刀を弾いて──
ぞくぞくした。



