プレミアムな味の
大人の美穂が
俺に視線を向け
呟いた
溶けちゃうよ
子供の頃
夏の暑い日に
スーパーの
前にある
ソフト
クリーム屋さんで
母親に
買って貰った
ソフトクリームを
店先に並んでる
がちゃぽんに
気を取られてる間に
コーンに垂れた
ソフトクリームを
ナメた時みたいに
ペロリとナメた
何気に振り返り
軽井沢銀座を
眺めると
昔と変わらない
沢山の人で
賑わっている
軽井沢駅の
南側の
アウトレットに
人を取られないで
これだけの
集客があるのは
大したものだ！
日本中で
古い街並や
商店街は
新しい
大型店舗に
やっつけられて
居るのに
ここは違う
やはり
魅力あるモノは
古くなっても
魅力的なのだ
美穂もそうだ
なんて
思いながらも
ヤバイヤバイ
俺
美穂に
ハマッテ
きてるな〜
ちゃんと
冷静に判断している
自分も
心の中に同居
しているうちは
美穂に
溺れる事は
無いだろう
そう思いながらも
なんで
溺れちゃ
駄目なんだろう？
溺れたって
良いんだけどね
