美穂の話しに
相槌を打つ
程度にしか
反応しないで
携帯を
いじって居ると
コーヒーソフトが
さっきの
可愛い店員さんに
シルバーの
トレンチに
乗せられ
二人のテーブルに
やってきた
美穂の
カップ
タイプには
ウェハースが
斜めに
添えるように
刺さっていて
俺のコーンタイプは
昔の喫茶店で
出してくれたような
スタンドに
立てられて
やってきた
コーヒーソフトだから
甘くない
振り返るように
外を見ると
右前のお店では
普通の
ソフトクリームを
販売していた
ほとんどの人は
こちら側の
コーヒーソフトに
並んでしまい
普通の
ソフトクリームの
お店で買う人は
まばらだ
甘くない
コーヒーソフトも
食べてると
美味しく
感じてきて
逆に大人の
味っぽくて
良い感じもしてきた
美穂のようなものだ
美穂にも
渋い大人の
色気にはまって
しまったように
たまに違う
味を
味わうと
癖になるのかも
しれない
勿論両方
美味しいのだが
たまにしか
味わえない味に
プレミアムを
感じてしまうのかな?

