あなたは?
美穂の
ゆっくりとした
感じちゃう
セクシーな声と
沖縄県民では
無い俺に
あなたは?
と
聞き返してくれた
その言葉に
嬉しさと言うか
何か幸せを…
いや 違う
大人の恋を感じた
俺が恋愛ごっこ
ではなく
リアルに
ドロドロした大人の
男と女の
物語りが
始まるんだなと
思いふける中
少し可愛く
見えてきた
さっきの
ウエイトレスさんが
カレーグラタンを
右手に
レディースランチを
左手に持ち
お待たせしました〜
と
元気な声で
テーブルの
横までやってきた
カレーの
香辛料であろう
インドチックな香が
食欲を駆り立てる
何気に
ウェイトレスさんの
胸元の
ネームプレートと
胸の大きさを
チェックして
後ろ姿にも
食欲を駆り立てられた
美穂の『可愛い子ね』
と
ぽつり
呟いた言葉に
ヤバイ!
嫉妬されてる!
鈍くない俺は
すぐに解ったが
カレーグラタンを
食べながら
『美味しい
これ食べてみてよ』
と
ク゛ラタン皿の
乗った
ランチトレイごと
美穂に
押して渡した

