カーテンは
閉まっているが
外は明るくなって
来ているのは
明らかに解るほど


部屋の中も
明るくなってきた



もう起きてるの
沙也加が目覚めた



もう一度抱きたくて
沙也加が起きるの
待ってたんだよ



喉渇いちゃった



そう言う言葉も聞き流し


俺は沙也加にキスをした



ゆっくり長く



沙也加が
冷蔵庫から
スポーツドリンクを
持ってきた


500ミリの
ペットボトルを


二人で分け合い
喉を潤した後
体の渇きも潤した


何故か何回抱いても
沙也加は飽きない
何回でも抱ける


頭ではこの女の事
嫌いなのに


好きなんだけど嫌い



過去の男性関係を
思い出すと嫌いになる


しかし忘れてるときは
大好き


そんな感情の繰り返し


朝8時過ぎに
沙也加の焼いてくれた
トーストを食べながら
インスタントの
温かい珈琲を飲んだ


サラダも食べた
レタスに
スライスした胡瓜に
プチトマトが乗った
簡単なサラダに
市販の
フレンチドレッシング
をかけて


沙也加の
段取りの悪さか
パンを食べた後に
出てきた


でもそんなことは
俺にはどうでもいい
嬉しかった