夜中の3時過ぎ
沙也加のベッドで
突然目覚めた


喉が渇いていた
冷蔵庫には
スポーツドリンクや
烏龍茶 麦茶しか
なかった


俺はコーラが飲みたい


自動販売機まで買いに
行くことにした


歩いて1分もしな場所に
ある自販機は
コーラが無い
5分ほど歩いた
自販機で
コーラを二本買った


一本は自分の分
もう一本は
沙也加の分の
つもりで買った


もし起きてきたら
一人で飲んでる
分けにいかないもんね


起きないだろうけど
常識的に
二本買って
アパートの
階段を上がると


沙也加の部屋の前に
誰かが居る
男性のようだ


中年男性だ
しかも二人居る
鍵を持っている
沙也加の
部屋のドアの鍵穴に
鍵を挿した


鍵を回して
ドアを引いたが
開かない


当たり前だ
俺が鍵を
開けっ放しで
出てきたから


中年男性は
鍵を閉めて
しまったのだ


一瞬で何事だか判った
沖縄で沙也加達と
一緒に居た中年男性達だ


沙也加も
俺をこれだけ
堂々と部屋に
連れ込んで
いるんだから


その辺から判断すると
勝手に鍵のスペアを
造っておいたとか
そんな所だろう