気配の主は、まるで気負いなく、自然体のままで、彼らの切っ先が狙うすぐ前まで歩いてきた。 まだ十代の若者。 元服が済んだか済まぬか、といった年頃だが、結い髷は結っておらず、古臭い型の服装をしている。 「そなた等……、そのような出で立ちで、どこへ行く……?」