どんなにヘコんでいても
世間は賑やかに
あっさりと年は明けて
何事も無かった様に夜になって、朝がきて
彰と学校で顔を合せても、お互い何も話す事無く
毎日が過ぎていく。
毎日見る学校にある桜の木は、枯れ葉が落ちてむき出しになった木の枝の先に芽が出て
淡いピンク色の可愛い花を重たそうにつけた
…かと思ったらいつの間にか儚く散って、今は新しい葉を沢山つけて風に揺れてる。
気がつくともぅ6月…。
テストも一段落した帰り道。
カラオケに行くのに歩いてる。
クリスマスからずっとラブラブのすっかりバカップルの、友來と阿部君…私と
巻き添えをくった伊原君。
私達は2年生になった。
友來と伊原君は2組
阿部君は5組で、私は6組。
私のと阿部君の所に来る友來と、阿部君の所に来る伊原君。
そのせいか、休み時間はよく4人で廊下で喋ってる事が多くなってた。