桜龍学園


父「あれ…ここ…ドコ…」


「なんだ、ついに頭狂ったかくそ親父。」


父「……ああ!!思いだしたッ!

舞姫ちゃんに言わなきゃいけない事があってさ!!」


「あたしにぃー?」

訝しげな目を向ける。


父「うん!あのねぇー組のことなんだけっ…ゴフッ」



あたしはくそ親父をコンマ1秒で殴った。



(何、組の話しようとしてんだよ!健達いるんですけど!?もっと考えろよ!)


というテレパシーを送りながら睨みつける。


父「えぇー…もう言っちゃっていくない?」

「いくない。

ってか最初言っちゃダメっていいだしたのアンタなんですけどー。ふざけんなー。

…っていうかさ。

やっぱ…まだ蒼龍のヤツらにも言ってないのに…みたいな?」


父「…んじゃあ今呼べば?」


「は?」


父「もう全部話しちゃってよくなぁ~い?」


その女子高生みたいな話方ヤメロ。

おっさんのくせに!


「いや。ダメでしょ。」


父「んぁー…じゃあ…


…あ!あれだぁ!」


「…何」


ウザいなぁ…と思いつつ返事をすると、くそ親父が耳打ちしてきた。


父「舞姫ちゃん…紫蝶(シチョウ)の事言えば…?」


「…あー…それならいいかな…?」


紫蝶…


それは…あたしの2つ目の通り名…