いつもより風が 冷たかった。 わたしの心を 映しているように。 絶望の中、 ばかなわたしは まだ信じていた。 もしかしたら、 家に帰ったら電話が かかってくるかもしれない。 もしかしたら、 家に手紙が届いてるかもしれない。 そんな、ありえないことを わたしは信じていた。 そして 奇跡は起こった。