-実来 side- 「先生・・解雇かなぁ・・・」 先生が解雇になったら、私の責任。 すべては私が先生を巻き込んだ。 章吾との事から。 施設の人には本当に悪いと思うけど、先生が解雇になったら、自分が代わりに退学を申し出ようと考えていた。 誰も居ない部屋に一人、ベッドに転がってため息をついた。 「先生・・・早く言いたいよ・・・好きですって・・・・」 何でこんな時間がかかってるんだろう・・・ そして、ゆっくりと夜が明けた・・・。