「君も、なんでこれが合成じゃないって決め付けるんだ??」
校長は、冷静に聞いた。
「俺達、そんな場所行ってませんから。それだけです」
「君ね・・・いい加減に・・・」
「なら、ひとついい事教えますよ」
どうしよう・・・
私も何か言わなきゃ。
このままなら、本当に私達ヤバイよ・・・
"グイっ!!"
「え・・・」
いきなり、先生の手が肩に伸びてきて、私を自分の所に引き寄せた先生。
「何の真似だね??菅野先生・・・」
「ちょ、ちょっと先生・・!!」
「俺達、ラブホテルには行ってません。だけど、付き合ってるのは本当です。な??実来??」
「せ、先生・・・///」
先生は、この状況でも動じる事なく、不適な笑みを浮かべて私に聞いた。
「実来・・答えろ。俺達、付き合ってるよな??」
先生の目に負けた。
「は、はい・・・・」
「だからいいですか??校長先生・・・そんな場所行かなくとも、俺達が体を重ね合わせる場所なんて、俺のマンションで十分なんです。だから、こんな場所俺達は行きませんよ」
「先生!!///」
こんな状況でも、恥ずかしくなる自分がいる。
「・・・・・・・・処分を考える」
校長先生の一言が、生徒指導質に響いた。



