Dear俺様教師【完】






「遅いから来た」


「あ・・ごめん」



爽君は、ドアから顔を覗かせて言った。



「あ、あのさ・・・先生は・・居る??」


「蓮兄さん??朝から居ないけど」


「そっか・・じゃ、すぐ行くね!!」


「ああ。早く来いよ」


「わかった!!」




何だ・・朝から居ないのか・・


合わせる顔がないとか思いつつ、朝から先生の顔を見れないでショックを受けている自分に気付く。


そして、もう一回「好き」って言ってくれるのを期待している自分が居た。


私って悪い女だなぁ・・ハァ・・




のそのそと準備をし、爽君の部屋へ移動した。