と言うわけで・・・
「マジかよ・・・」
「なかなかデかい家じゃないか」
「なかなかどころじゃないですよ・・・これは大きいですよ」
爽君の彼女さんがいる家の前まで来てしまったわけで・・・
私は、家から外に出られた事が嬉しかった。
「実来、これは遊びじゃないんだからな」
「わかってますよ~」
「(ボソッ)蓮兄さんこそ、遊んでんじゃん・・・」
「何だって??」
「いや、何でもありません」
「よしっ」
"ピンポーン"
「本当に押しちゃったよ・・・・この人」
先生は、迷わずインターホンを鳴らした。
爽君は、観念した。
その彼女さんに、本当の爽君を知ってもらう為に。



