Dear俺様教師【完】






-実来 side-




爽君の恋愛事情を先生に知られてしまって、先生に嘘をついた私。



さっき先生が耳元で、


「隠し事をした罪は重いぞ??覚悟しておけ」


と、囁かれた。




意味不明に期待した自分が居て、すっごく恥ずかしくなった。



「その彼女ってのはお前と同じ大学なのか??」


「うん。そうだよ」



そして、爽君の恋愛事情を楽しそうに聞く先生の顔はすっごい悪魔みたい・・・


もしかして、楽しんでるとか??


爽君・・大丈夫かなぁ・・




「今回の事はそっとしておいて!!お願い」


「ダメだ。こんな面白い話はないからな」



爽君の必死のお願いも虚しく、先生は100%楽しんでいた。




もうこの人を止められないだろうなぁ・・・


爽君、がんばっ!!
(むっちゃ他人事)



だけど先生はきっと、爽君が心配なんだよね・・


お節介なのかなんなのかは分からないけど、そこら辺は先生の優しさなのかもしれない。