「何すんだよ」
抵抗する事はしない宍戸は、俺をただただ睨む。
俺は、宍戸の耳元で囁いた。
「お前ごときの奴が、実来の名前を気安く呼んでんじゃねーぞ・・クソガキ」
そして俺は宍戸の目を見た。
「いいか??お前に実来って名前を口にする資格はねーんだよ・・わかったか??」
「は??何先生・・実来とどういう関係なわけ??」
"バンッ!!"
「ウッ!!!!」
俺はもう一度、宍戸を壁に叩きつけた。
「聞こえなかったならもう一回言ってやろうか??」
「・・ハァ・・ハァ別にいいすよ。アイツの名前なんて、呼んでも呼ばなくても一緒なんでね・・・」
俺は宍戸の頭から手を離した。



