宍戸・・・・??
何でこんな時間に??
「おい実来!!実来!!」
宍戸と実来の会話が電波のせいか、少し聞きづらい。
「ッくそ!!・・実来!!おい!!」
何度か実来を呼んでたら、電話に出た。
『あ、ごめんなさい先生・・・』
「何で宍戸が来てるんだ??」
珍しく俺は焦っていた。
『なんか・・話があるみたいで・・・』
話だと??
今更何の話なんだ・・
「断れ!!絶対だ・・・」
とりあえず、今宍戸と関わらすわけにはいかない。
『で、でも・・すぐ終わるかもしれませんし・・ちょっと行ってきます!!また、掛けなおします!!』
「実来!!み・・・・」
実来のやつ・・
まだ宍戸を信じてるのか??
バカかアイツは!!
また、傷付けられたいのか?!
実来がまだ、宍戸との関係を期待してるのなら・・
今アイツと話させるわけにはいかない!!
凄く、嫌な予感がした。
俺は車のキーを取り、実来のアパートまで急いだ。



