「だから、何でも聞いていいぞ??」
「じゃ~・・・・あっ!!彼女とか居た事あるんですか??好きな人とか??」
「それは俺も25だぞ??恋愛の一つや二つくらいしてきてる」
「どんな彼女さんだったんですか??まぁ~・・先生の彼女になるくらいですから、きっと大人な人だろうなぁ~」
そう言って、私は先生に視線を移した。
だけど先生が見てるのは、私じゃなく・・どこか遠い目をしていた。
「先生??」
「あ??あ~悪い。何だっけ??」
「どうかしたんですか??」
何かを考えている顔だった。
「おい実来、もうそろそろ帰る時間じゃないのか??明日遅刻しちまうぞ」
「は、はい・・・」
そして先生は、車のキーを握り締め、玄関を出た。
明らかに、話を流された。
私も先生の後を歩いた。



