お昼時間が終わり、職員室で座って参考書を見ていた。
「菅野先生、お電話です」
40過ぎの、化粧濃い国語教員が俺を呼んだ。
「あっ、はい・・ありがとうございます」
今この人・・俺の事"菅野先生"って呼んだよな??
確か・・この学校に来て、教師や生徒に"菅野生徒"と呼ばれてるような・・
実来に呼ばれた時はあんなに反応したのに・・
俺、相当好きなんだな~・・アイツの事。
じゃ~・・すでに、あの時からやっぱ俺は・・・・・
おっと、電話だったな。
「お電話かわりました。菅野ですが・・・・」
『・・・・・蓮??』
「・・!!・・・・何の用ですか??ここは職場ですよ」
『だって・・・・・』
「・・・・・後で俺からかけますから、じゃ」
俺は静かに受話器を置いた。
ハァ・・ばれちまったか・・
冗談じゃねーよ・・ったく・・



