夜空に月が顔出す中、
あたしの顔は曇ってしまった。
ため息と同時に電話が鳴った。
『もしもし?』
知らない番号に戸惑いながらも出た。
『あ、麻帆?』
『そうだけど』
『俺、比呂だけど』
『あ、比呂くん?』
『あのさ…俺等別れよ』
『…ぇ?』
『お前のバカさに冷めちゃった』
『…比呂、くん?』
嘘、だよね…?
比呂くんの姿が目に浮かぶ。
『もうメールとか電話してくんなよ』
『待って…っ』
電話は一方的に切られた。
未だに現実を受け止めることはできず、
ポロポロ頬を伝う涙。
「…うぅ」
あたしがドジだから?
冷めちゃったの?
あたしの顔は曇ってしまった。
ため息と同時に電話が鳴った。
『もしもし?』
知らない番号に戸惑いながらも出た。
『あ、麻帆?』
『そうだけど』
『俺、比呂だけど』
『あ、比呂くん?』
『あのさ…俺等別れよ』
『…ぇ?』
『お前のバカさに冷めちゃった』
『…比呂、くん?』
嘘、だよね…?
比呂くんの姿が目に浮かぶ。
『もうメールとか電話してくんなよ』
『待って…っ』
電話は一方的に切られた。
未だに現実を受け止めることはできず、
ポロポロ頬を伝う涙。
「…うぅ」
あたしがドジだから?
冷めちゃったの?

