「アリス、ずっと気付かなかったの?」





"私の彼氏だってこと。"




親友だと思っていた彼女は私で遊んでいただけだった。



「可哀想なアリスね。此処は不思議の国じゃないからあなたの居場所はないのよ?」


鼻で笑う彼女の顔は、これまで私が見てきた彼女とは全く違うものだった。