「そろそろ、行くか」 「うんっ」 そう言って手を繋いだあたしの薬指の指輪はキラリとオレンジの光を反射させた。 あたしの道あなたの道。 これからはあなたといつまでも歩いていきます。 何があっても、絶対この手離さないからね…… あなたがいてあなたといて。 あたしがあるから。 end 11.14