虎宇と電話を切ってため息。



でも好きになったら死ぬほど愛してやりてぇ。



俺だけで腹いっぱいになるくらい。



絶対守ってやる。



道を間違わねぇようにしなきゃ…。



「でもさ、俺的には雷と留宇ちゃんなら合ってっかもな~なんて思うけど」

「どの辺が?」

「自由がないなら雷が自らの手で縛る必要もない」

「確かに…」

「キラみたいにはなんねぇんじゃね~?」



キラは自由だったからな…。



それが気に入らなかったわけだし…。



って、人を束縛人間みたいに言いやがって。



「俺といたらアイツは一生カゴん中だな…」

「怖いんですけど」



家ってカゴじゃなく、俺ってカゴん中に引っ越しさせてやる。



まぁ俺が留宇を好きになればの話しだけど。



「留宇ちゃん気の毒…」

「あ?」

「今から雷に汚染されてとんでもなくエロ少女になったりして…」

「この店潰すか。売れねぇもんばっかり作りやがって」

「ごめんさい、頑張ります…」



たぶん、前途多難だ。