俺様のカゴの中

仕事に専念できるようになり、俺のカラダも正常。



留宇のつわりもよくなった頃、海藤会長のホテルとうちの会社の合併。



会長の息子と俺と高宮で作った新しい会社。



藤間食品から藤間グループになった。



そんなある日、俺の元を訪れたのは義理の兄でもある大学生の虎宇。



「随分デカくしたね」

「まぁな」

「潰される覚悟、できてる?」

「お前…」

「これからは俺と戦うんだよ、雷さん」



虎宇の驚異の人望で新島の新社長に就任。



留宇の親父は若いながら肩書きだけの会長となった。



やっぱり虎宇は予想も出来ないことをしてくれる。



それから数ヶ月、仕事放棄してやって来た病院。



「小せぇ…」

「頑張ったから寝る…」

「あぁ、お疲れ、留宇」

「あたし…雷さんと出会えて幸せだよ…」

「俺もだ…」



俺のカゴの中にまた、新しい命がやって来た。



なにがあっても守ってやるから。



安心して眠ればいい。



留宇に惚れたときからこうなる予定だったのかもしれない。



俺のカゴの中はきっと一生騒がしいだろう。



END