俺様のカゴの中

診断の結果は風邪で、大事には至らなかったけど…。



薬をもらって帰る車の中、後部座席で眠る善に心の中で何度も謝った…。



「今日は真ん中に寝かせていいよね?」

「心配だからな」

「氷枕に寝かせてあげる…」

「風呂、先に入れよ。善見てっから」

「うん…」



あぁ…なんて不甲斐ないんだろう…。



雷さんよりあたしの方が一緒にいるのに気づかないなんて…。



胸が張り裂けてしまいそうなほど痛くて苦しい。



「留宇」

「ぬぁ!?」

「善のパジャマどこだ?起きたから着替えさせる」

「クローゼットの上から2段目…です…」

「悪かったな、故意に覗いて」



は…い?



雷さんはこんな時にも冗談が言える余裕があるのですか…。



ますます自己嫌悪に陥り、お風呂から出るとリビングでパジャマに着替えた善がお茶を飲んでいた。



「うまくねぇ!!」

「風邪ん時は緑茶だ」

「甘いの…いいね…」

「スポーツドリンク飲むか?」

「甘い?」

「甘い」

「飲む…」



か、買ってくる!!