俺様のカゴの中

そして本気で甘えてくる。



「善、ご飯作れないから離れて?」

「おんぶしたらいいね!!」

「おんぶしたら余計作れない」

「ダメだから…。俺、眠いから…抱っこして…」



甘えられると胸の奥が苦しくなる。



カワイくて潰しちゃうくらい抱きしめてしまう。



大好きだよ、あたしの小さな弟…。



少し虎宇の気持ちがわかってしまうの。



抱きしめてしまう気持ちが。



「浴衣買いに行かなきゃね」

「浴衣…?」

「そうだよ、お祭りがあるの。社長室で花火見るんだよ」

「シャチョー室!!大好きだ!!深見深見!!」



善のお姉様好きは相変わらずで…。



今のままならなんとかやって行けそう。



「ただいま~」

「「お帰り~!!」」



あたしにキスをして、善の頭を撫でる雷さん。



この家庭、すごく幸せだ…。



「おい、善が…」

「なに?」

「熱計ったか?」

「えっ!?なん…で…?」

「頭熱い…」



ウソ!?