俺様のカゴの中

それでも善君がわかるまで話をするのが雷さん。



「善は俺と留宇が好きか?」

「大好きだ!!」

「ママとパパが欲しいか?」

「俺、いないの。パパいなくなったって、雷が言った」

「そうだな。でも新しいパパは欲しいか?」

「欲しい!!雷、パパがいいね!!」

「じゃあ俺はお前のパパになる」

「いいね!!」



優しく笑った雷さんに抱きついた善君に泣きそうになった。



どっから見ても親子なんだもん…。



「そして、留宇は善を産んだ人じゃない。だからママじゃないんだ」

「知ってる。オネエサン」

「でも留宇がママになったら嬉しくないか?」

「嬉しくある…」

「じゃあ留宇は善のママだ。バカみたいに甘えていいぞ」

「バカ…?」

「抱きついていいって言ったんだ。今から留宇は善のママになるって」

「ママ!?俺、ママ留宇!!」



膝の上から飛び降りた善君が走ってきてあたしに飛びついた。



カワイくて、愛しくて…。



初めて小さなカラダをギュッと包み込んだ。