俺様のカゴの中

テスト前だとかで勉強中。



いや、勉強会だ。



「マジわかんねぇ…」

「だから、ここは暗記しちゃえばいいんだよ」

「暗記がいちばん苦手!!」



留宇と虎宇が先生役で、その他大勢が生徒。



さっきは善が邪魔になると思い連れ出した。



まだやってる…。



女友達4人に、祐とカズ。



合計8人もいやがる。



「ただいまぁ~!!」

「善~…たっくんとこおいで~…」

「たっく~ん!!アイス食う!!」

「食う食う。たっくん頭疲れたよぉ~…」



留宇の友達は善が癒しらしい。



虎宇を除いては。



「アイス、溶けねぇうちに食え」

「ありがと」

「頑張るね、お前ら」

「卒業かかってるからね」

「大変だな、学生も。善、アイス食ったら邪魔すんなよ?」



いつからうちが寺子屋になったんだろう…。



本数の減ったタバコに火をつけ、キッチンの換気扇の下。



「ねぇ、留宇と虎宇って兄妹なのになんで名字違うの?」

「ゴホッ!!」

「何してんの雷さん…」



む、むせた…。