なんかスゲー酔ってるしカワイイ顔して凶暴だし。



なぜかその日、キャバクラ行って超騒いで。



次の日目が覚めたらうちでコイツが寝てた。



『ここ…どこ?』



夕方に目覚め、慌ただしく仕事に行った俺を部屋で待ってた時は気持ち悪さを感じたっけ…。



『俺、駿(シュン)』



満面の笑みだった。



そこからなぜか俺と駿は飲み友達。



2歳下の駿の家は極道ってヤツで、親父さんの跡目は駿に決まっている。



だけど俺をそっちの筋に誘うわけでもなく、駿とは仕事抜きで付き合ってる。



「新店舗オープンしたんだっけ?」

「あぁ」

「おめでと~」

「まぁ順調だ」

「次はなにすんの?」

「何でもいい。思いついたら手ぇ出す」

「融資の相談なら乗るけど~」

「バカか。テメーんちに流す金なんかねぇよ」



こうやってダラダラ飲む。



特に騒がず、ただ飲み続ける。



「大学卒業したら出会いが全くない!!」

「前の女どうした?」

「俺の仕事知って逃げた~」



不憫…。