俺様のカゴの中

お酒を飲まなかった雷さんと帰りの車の中。



今から帰っても善君はいないんだなぁ…。



「留宇、このまま1泊するか」

「えっ!?」

「どっか泊まるか。善いねぇし」

「ふ、ふたりで?」

「たまにはドキドキしてぇだろ?」



し、したい…。



ドキドキしたい…。



控えめに頷いたら、近くの建物に入った。



「ここって…?」

「ラブホ。初体験だろ?」

「お姫様みたいな部屋がある…」

「じゃあここ」



部屋を選んでエレベーター。



すでにドキドキしてきたから…もう限界かも…。



「姫扱いしてやろうか」

「姫扱い…」

「今日は留宇の言うこと何でも聞いてやるよ?善の子守の礼だ…」



み、耳元で囁かないでっ…。



溶けちゃうんだってば…。



ふわふわした気分で入ったお部屋はピンク一色。



ベッドまでピンクでカワイイ部屋。



猫足のバスタブも、ハートの洗面台も。



カワイイ…。