俺様のカゴの中

リビングに戻ると留宇がテレビに釘付け。



「カイ~!!」

「カッコイイですね~!!」

「カッコイイ!!」



どうやら留宇と善は人気俳優に夢中らしい。



髪が長いからコイツみたいにしてぇのか…。



まだ4歳前だろ?



色気付いてんじゃねぇよ…。



「雷さん、カッコイイ!!」

「はいはい…」

「カイに会えたら死んでしまいますね~」



善とキャピキャピ…。



会えたら死ぬほど好きかよ。



イラッとした。



コーヒー片手に留宇に近寄り、テレビを見ていた留宇の顔を上に向けた。


「メシ」

「んっ…」



一瞬だけしたキスを目撃したのは隣にいた善で。



ポカ~ンとしてる。



「雷と留宇がチュー…した…」

「好きな女見てるとしたくなんだよ」

「うん…」

「お前はダメだぞ」

「なんで!?」

「コレは俺のもんだから」

「なんで?」

「なんでも」



たとえ善でも絶対ダメ。