俺様のカゴの中

【雷】



朝に善と一緒にやってきた保育園。



「ヤダ~!!雷~!!ヤダ~!!」



保育園の園長に抱かれ、大暴れ。



泣いて暴れて俺を求めてる。



正直、ここまで自己主張する善は初めて見た。



「行かないで~!!ら~い~!!」

「お父さんお仕事だから少し待ってようね?」

「俺も行くから~!!泣かないから~!!」

「大丈夫ですよ、行ってください」



そう言われても…。



善が…。



俺の名前を呼んでる…。



だけどここで甘い顔をしたら善を連れて出勤になってしまう…。



「善、誰か迎えに来るから。いい子にしとけ」

「イヤっ!!連れてけよぉ~!!」

「夜メシ、留宇がハンバーグ作るって言ってた」

「留宇…?」

「あぁ、お前がお利口すればな?」

「お迎え来る?絶対来る?絶対…絶対来るか?」

「約束する。だから泣かねぇで待ってろ」

「わかっ…た…」



よし、仕事に行く。



って、お父さんじゃねぇよ俺…。



説明すんのもめんどくさくてそのまま出勤した。