俺様のカゴの中

日中は誰がお世話するのですか!!



「雷さん!!」

「あんだよ…」

「善君がいたら学校に行けないよ!?」

「キスが先」

「はい…。で、どうしたらいいの!?」

「今日は会社に連れて行く。保育園探すから心配すんな」

「よかった…」

「アイツ起きたのか?」

「うん、目覚ましで」



起きあがった雷さんがリビングへ出て、チラッと善君を見てからバスルーム。



あたしは3人分の朝ご飯を作る。



子供向けのテレビを見てる善君をそのままに、今日の朝は久しぶりにパン。



「朝はニュースにしろ」

「見ちゃダメ…?」

「ダメ」

「うん…」



なんて可哀想な!!



でもニュース見なきゃ雷さんも仕事上大変だからな…。



「善君、ご飯です」

「卵!!」

「座って食べましょう」

「うん!!」



どうやら目玉焼きは好きみたい。



その前に着替え…。



小さな服を取り出し、善君に渡した。



着替えられないの!?



仕方なく着替えを手伝い、イスに座らせた。