俺様のカゴの中

たぶんあのシーンを目の当たりにしたからだ…。



「死なねぇよ」

「わかってるよ!?」

「無意識か?」

「わかんない…。たまに自分がなにしてるのか…」



留宇には相当ショックを与えていたらしい。



不安をどうにか取り除いてやりたい。



仕事が終わったら電話をするようにした。



そうすると玄関で待つことがなくなって。



風呂に入る時は一緒か留宇が眠ってから。



極力抱きしめて寝るようにしたらだいぶ不安はなくなったらしい。



酒も飲まないし留宇の前ではタバコも吸わない。


俺の体調はビックリするほどいい。



同時に仕事も一段落して、帰りも早い。



接待は断り、飲みにも行かない。



最近の俺、怖いくらい健全…。



「ヤバい、酒飲みてぇ」

「飲む?節度守るならいいと思うけど」

「マジか!!じゃあ留宇の…」

「出してくるね」



よかった…。



留宇が普通になりつつある…。



出された水割りを恐る恐るひとくち。