俺様のカゴの中

意外な答えだ…。



「心配かけたくなかったってのがいちばんデケーけど…ヤバい病気だったら留宇といれねぇって思うと怖くて…受け入れたくなかっただけだ」

「雷さんって臆病なんだね…」

「留宇と一緒になってから、臆病だ…。失いたくねぇって思うと、生きていくのすら怖い」



こんな弱気な雷さんは初めて見た…。



大事なものができると生きていくのが怖い。



わかってしまったかも。



雷さんの気持ちが…。



あたしも雷さんを失うと思ったら生きて行くのが怖い気がしてきた…。



「って、何言わせてんだよ」

「だって深見さんが知っててあたしが知らないのがヤダったんだもん…」

「深見は仕方ねぇだろ。スケジュール管理してんだから」

「そういう理由…?」

「他になにが?まさかお前…深見には言えるのにあたしには言えないの!?って思考回路?」

「はい…」

「バカか。究極に大事なことはお前に言うっつーの」

「ご、ごめんなさい…疑ってしまって…」

「マジで。ふざけんなバカ」



バカです、あたし…。