俺様のカゴの中

赤くなって擦り傷みたいになってる…。



もったいねぇ。



「合わねぇの履くからだろ…」

「ごめんなさい…」



ソファーに座らせた留宇。



小指の横がいちばん痛そう…。



まぁ留宇を気にせず歩いた俺も悪いんだろうけど。



消毒液で消毒した後、絆創膏を貼った。



キレイな足してんな…。



「ありがとう…ございます…」

「は…?顔真っ赤」

「は、恥ずかしいんです…」



そんな初々しい反応されたら俺も恥ずかしくなるってーの。



真っ白な顔がさらに赤くなる。



見たこともないくらい真っ赤で…無性にカワイく感じた。



「そんなヒールの高いサンダル履かなくたってオシャレはできんだろ」

「わからないから…」

「人が選んだもんじゃなく、自分の着たい服を着ろ」

「自分の着たい服…」

「雑誌でも買って勉強しろよ」



何度も頷いた留宇の足を離した。



カワイイとか、マジで異常だろ…。



相手は留宇だ。