俺様のカゴの中

卒業するなんて言わないでよ…。



抱きついてきた虎宇を抱きしめ返した。



『留宇の痛いのも辛いのも、全部僕が代わってあげるから…』



すごく小さな時、風邪で寝込んだ日に枕元で聞いた虎宇の声を今思い出した。



虎宇はあたしに必要。



蔑ろにして…ごめん…。



「留宇は雷さんのこと、たくさん大事にして?」

「うん。虎宇もアスカのこと大事にしてね?」

「してるよ。留宇と同じくらい、アスカは大事」

「よかった!!」

「復活っ~~~!!って、ことで。俺とアスカは帰るから」

「なんで!?」

「あの人に呼ばれてんだよ、パーティに出ろって。言うこと聞くのが転校の条件だから仕方ない」



こうして虎宇はアスカを連れて帰って行った。



虎宇と本音を話せてよかった…。



これからも兄妹でいれる!!



「留宇っ!!」

「どうしたのソラちゃん!!そんなに慌てて…」

「ヤバい、マジでヤバい!!昨日雷さんからもらった招待券、祐にやったら一緒に行ってくれるって…夢…?」



どうやら雷さんがいいことをしてくれたみたい。