俺様のカゴの中

不気味な笑いを残し、自分の部屋へ消えた留宇が箱を抱えて戻ってきた。



「プレゼントです!!」

「中身…なんだよ…」

「開けてからのお楽しみだもん」



開けたらなんか飛び出すとか、そんな小細工したらベッド行きだぞコラ。



臙脂色のヒモに手をかけ、箱を開けた。



中に入っていたのは、一度は飲んでみたいと思っていたのに手がでなかった酒…。



「マジか…」

「雷さんが好きなの、やっぱりお酒かなって」

「やべっ…ニヤケる…。お前コレ…どうやって手に入れた?」

「内緒!!」



俺の予想では虎宇か高宮が手を貸したんだろう。



だけど満足げな留宇には黙っておく。



お前の気持ち、尊重してやりてぇからな。



「嬉しい?」

「あぁ、今すぐ飲みてぇ」

「ダメだよ!?車運転するんだから」

「キャンプやめて飲まねぇ?」

「ダメ!!コレは雷さんがゆっくりできる時間に飲むの!!」



出張の疲れが一気に吹っ飛んだ気がする…。