俺様のカゴの中

【雷】



間に合わないんじゃないかと焦った。



夜中まで仕事をして、朝の飛行機で帰った家では留宇がキャンプの準備を終えていて。



休むヒマなくキャンプかよ…。



正直行きたくない。



だけど留宇の楽しそうな顔を見るとそんなことは言い出せなかった。



「シャワーだけ浴びさせろ」

「現地集合でいいって言われたんでしょ?ゆっくりしたら?」

「そうもいかねぇだろ。留宇の友達気まずくねぇか?」

「ソラちゃんならたっくん達がいるから平気だって」



ならお言葉に甘えて。



ゆっくり湯船に浸かり、多少疲れをとってから着替えた。



ソファーに座ってやっと1本のタバコ。



「雷さん?」

「ん?」

「お誕生日おめでとうだよ」

「誰のだよ」

「雷さんのでしょ!!」

「あっ…2日前じゃね?」

「忙しいみたいだったから電話しなかったの」

「そうか…。気がつかねぇうちに27になったな…」

「へへっ…」



なんか企んでる顔…?