俺様のカゴの中

厳重に梱包されて送られてきたお酒を見た瞬間、なんだか報われた気がした。



「瓶が割れないように箱は別で届いたから。あげるならこの箱に入れてあげたらいいよ」

「木の箱だ…」

「マジで高いんだって。でも味は保証するね」

「嬉しい…おいくらでしたか!?」



バイト代でギリギリ間に合ったお酒。



それを運転手さんが家まで運んでくれた。



雷さんの誕生日まであたしの荷物に紛れ込ませておく。



雷さんが入らないあたしの部屋に箱とお酒を隠した。



早く帰らないかな?



そしたら誕生日だよ。



誕生日に間に合うかわからないけど…。



どんな顔するのかな?



今回は高宮さんにもとても感謝。



そしてバイトはもう懲りました…。



だから最初で最後のカラダを張ったプレゼントだよ。



「早く帰って来~い!!」



ワクワクして眠れなかった日、ベッドではなく自分の部屋で眠くなるまでお酒を眺めていた。



たまらなく雷さんが愛しい…。