俺様のカゴの中

気がつけば眠っていて、カラダに雷さんのスーツがかけられていた。



「ごめんなさいっ…」

「まだ帰れねぇから寝てていい」

「笹原さん…は?」

「笹原ならとっくに帰った」

「そっか…。コーヒー…飲む?」

「頼む」



またコーヒーを淹れに行き、雷さんに出すとひとくち飲んでからあたしに目を向けた。



「なんか言うことねぇの?」

「お仕事…終わってからで…いいので…」

「じゃあ休憩。隣座れ」

「うぅぅぅ…」



重い足取りで雷さんに近づき、隣に座ると膝の上に足が乗ってきた。



これは意地でも吐かせるって意味だろう…。



そしてあたしの間近では滅多に吸わないタバコに火をつけた。



すごくイライラしてるのかも…。



「あのねっ…」

「待て。話しによっちゃ、俺にぶっ壊されると思え」

「え"っ!?」

「こんな時間まで仕事してストレス溜まってんだよ。追い打ちかけられりゃあ俺だってタガが外れる」



それって…危なくない…?