明るいとか恥ずかしいとか、そんなの俺が聞き入れるわけなくね?



俺が浮気なんかしてねぇって証明してやるよ。



「はぅっ…」

「久しぶりすぎてやべぇかも…。声出すな…」



終わった後のグッタリした留宇。



寝そうになってんな…。



こんな昼間からなにしちゃってんだか、俺…。



独占欲ってのは怖い…。



「デート行くか」

「デート!?行く!!」



ムクッと起きあがってキラキラの目。



買い物とかしか連れてってねぇからたまには。



留宇がやりたいことをしよう。



服を着た留宇はウキウキしながら部屋の中をうろうろ。



「どこ行くか決まったか?」

「スイーツフェア!!」

「え"っ…?」

「アスカと行こうって言ってたのに結局バイトが入っちゃって行けなかったの。今日までなんだよね」



甘いもん…食えねぇんだけど…。



でも留宇が行きたいなら…保護者として引率しよう…。



「それとね、欲しい石鹸があるんだけどお店がわからなくて。雷さんが…イヤなら…行かない…」



わかった…連れて行く…。



やっぱり最近留宇に勝てる気がしねぇ…。