俺様のカゴの中

相当キレてんのか、すでに留宇はベッドにいた。



本を読んでいて、チラッとこっちを見ただけ。



「ただいま…」

「おかえり」

「留宇、ご…めん…」

「えっ!?」

「誰でもいいなんて思ってねぇから…。昨日のは俺が悪かった…」



単純な留宇が一気に笑顔を取り戻し、ベッドに座った俺に抱きついた。



許したわけ?



「じゃあ雷さんはあたしが好きなの?」

「あぁ」

「好きって言って?お前だけだよ~って」

「言うわけねぇだろ!!恥ずかしい…」

「なら知らない」

「わかれよ。俺はお前しか抱く気もねぇし一生愛してやるって言ってんだろ」

「雷しゃん…大好き…」



やっぱ単純。



そこがカワイイんだけど。



まぁ、留宇を怒らせたらこうなるってのを学んだな…。



「で、許しが出たならメシ食いてぇんだけど」

「簡単なもの作るから先にお風呂入って来て!!」



高宮に言われて昼休みに買ったピアスが鞄の中。



コレは…いいか。



あからさまに機嫌取りみてぇだしな…。